「せっかく眠ったのに夜中に目が覚めてしまう」「一度起きるとなかなか寝つけない」——そんな“途中覚醒”に悩む方が増えています。実はこれ、単なる睡眠不足ではなく、脳の疲労と自律神経の乱れが深く関係していることをご存じでしょうか。今回は、その仕組みと今日から見直せる習慣についてご紹介します。
■自律神経の乱れが引き金に
慢性的なストレスや不安が続くと、日中優位になるべき交感神経が夜になっても休まらず、体温やホルモン分泌のリズムが崩れます。その結果、深い睡眠を維持できず、夜中に脳が覚醒しやすい状態になってしまうのです。特に就寝直前までスマートフォンを見る習慣は、脳を興奮状態のまま眠りに入らせてしまうため要注意です。また、就寝時間が日によってばらつくことも、体内時計の乱れを招く一因とされています。
■脳が「休息モード」に入れない
本来、深い眠りの間は脳内の老廃物が排出され、心身の回復が進みます。しかし脳が興奮したまま眠りにつくと、この休息モードへの切り替えがうまくいかず、浅い眠りを繰り返しやすくなります。これが中途覚醒の大きな要因のひとつです。
【今日からできること】
就寝1〜2時間前は照明を落とし、スマホを手放す時間をつくりましょう。メラトニンの材料となるトリプトファンを含む大豆製品や乳製品、リラックスを促すGABAを含む食品を夕食に取り入れるのもおすすめです。就寝時刻をできるだけ一定に保つことも、体内時計を整え、途中覚醒の予防につながります。小さな習慣の積み重ねが、脳を本当の意味で休ませる第一歩になります。
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