通勤中も、食事の合間も、気づけばスマートフォンを手に取っている——そんな毎日を送っていませんか。現代人の脳は、起きている間ほぼ切れ目なく大量の情報にさらされ続けています。実はこの「常にオン」の状態こそ、脳疲労を静かに蓄積させる大きな要因のひとつなのです。
■なぜスマホは脳を疲れさせるのか
スマートフォンの通知やSNSは、脳内で快楽物質ドーパミンを断続的に分泌させる仕組みを持っています。この刺激が続くと脳は常に「次の情報」を探す状態になり、注意力や判断力を司る前頭前野が休む間もなく働き続けることになります。結果として就寝前まで脳が興奮状態から抜け出せず、深い眠りに入りにくくなるなど、睡眠の質そのものにも影響を及ぼしてしまうのです。
■「オフ」がつくる回復の時間
脳は外部からの刺激が減ると、内部で情報整理や記憶の定着を行う「デフォルトモードネットワーク」という回路が働き始めます。ぼんやりと空を眺めるような「何もしない時間」こそ、脳が自らをリセットする貴重な瞬間なのです。これは意識してつくらなければ、日常の中では自然に生まれにくい時間でもあります。
■今日からできること
就寝1時間前はスマホを別室に置く、通知をオフにする時間帯を決める、休憩中は画面を見ずに目を閉じる、といった小さな「オフ」の積み重ねが、脳の回復力を少しずつ高めてくれます。
デジタル環境から意識的に離れる時間をつくることは、現代人にとって欠かせないセルフケアのひとつと言えるでしょう。
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