「眠った時間」と「脳が休んだ時間」はなぜ違うのか
  • 2026.06.18
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  • 「8時間寝たのに、なぜか疲れが取れない」——そんな感覚を抱えていませんか?実は、睡眠時間の長さと脳の休息量は、まったく別の問題です。十分な時間を眠っていても、脳が本当に休まっていないケースが現代人には増えています。今回はその「ズレ」の正体を解説します。

    ■ 脳は眠っている間も働き続ける

    睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠のサイクルで構成されています。レム睡眠中、脳は記憶の整理や感情処理のために活発に活動しており、むしろ覚醒時に近い状態です。脳が「本当に休む」のは、ノンレム睡眠の深い段階——「徐波睡眠」と呼ばれるフェーズだけ。このフェーズでのみ、脳内の老廃物であるアミロイドβの排出が促進され、神経細胞の修復が行われます。

    ■ 深い眠りに入れない現代人

    就寝前のスマホやPCから発せられるブルーライトは、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を妨げます。交感神経が優位なまま就床すると、脳は覚醒モードを解除できず、浅い眠りにとどまります。その結果、いくら長時間眠っても徐波睡眠に到達できず、「眠ったのに疲れが抜けない」という状態が続くのです。

    ■ 今日からできること

    就寝1時間前にスマホをオフにし、部屋の照明を落としましょう。腹式呼吸を数分行うだけでも副交感神経が優位になり、深い睡眠への入口が整います。「眠れている」から「脳が休めている」へ。まずは睡眠の質という視点で、毎日の眠りを見直してみてください。

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